2018/08/01

1/20 模型




リノベーションでは現場での予期せぬ判断が求められるため、大きめの模型をつくり検討します。テーブルやキッチンもオリジナルの造作家具工事で作製します。既設の天井を解体後、丸太梁や束を補強した上で現しにし、木組みを表現します。手が届かない部分の設計は、機能主義と離れ今なお覆う近代建築の次代の設計になると考えます。

2018/07/04

鉄骨階段




鉄骨階段の取付けが行われました。踏み板に床と同じ杉を使用することで、床と踏板との歩く感覚の連続性・一体感を考慮しました。ノンスリップとして3mm幅の溝を3本しゃくってもらい、また板の継ぎ目を踏面を等分する位置に設定、角を面取りし窪ませることで、昇り降りした際足裏が心地良く、活き活きするよう設計しました。




2018/06/06

外壁左官





外壁左官が完了しました。左官屋さんの協力の元独自の調合とコテ仕上げを行いました。画像ではまだ乾燥していませんが、自然な土の色に近い普遍的な色合いを目指しました。

2018/05/29

キッチン納まり検討




キッチンの天板納まりをモックアップにて検討します。ステンレスアングルを使い天板と測板の杉材との兼ね合いを考えます。

外壁左官下塗り





外壁下塗りが完了しました。下塗り、中塗り、仕上げの3段階で完成です。仕上げの色味に顔料を調合しまたテクスチャーを左官職人と打ち合わせし、オリジナルな仕上げをつくります。

2018/05/16

軒裏





軒裏の杉板と通気口です。通気を通すことで壁・天井内の結露防止と換気を促します。通気工法は内部の気密化に伴い長い木造の歴史からすると近年に発明されたもので、躯体の構成要素を増やすことで風土を含むコンテクストに対応してきた木造ならではの工法と言えます。

2018/04/18

屋根





屋根が完成しました。ガルバリウム鋼板縦ハゼ葺きです。色はグレーシルバーでしっとりと落ち着いています。先端を折り曲げてシャープにみせています。

2018/04/02

天井





勾配屋根下の天井現しの箇所は建て方と同時に完成しました。厚さ30mmの杉板を使用し水平剛性を高めています。視覚的にも母屋を省略したシンプルかつおおらかな空間となりました。ちなみに緑の保護材で囲われている柱はこの家の大黒柱です。

2018/03/28

建て方・上棟式




春陽のなか無事建て方を終えることができました。在来工法独特の掛矢打ち込みの音が周囲に鳴り響き、近所の方も時折眺めておりました。


2018/03/06

左官壁の検討



モルタルに1、2%単位で顔料を混ぜ木摺りで整え外壁を検討します。顔料を入れ過ぎると強度が失われ、ひび割れを起こすので注意が必要です。色と強度の調整をします。こういった様々な検討を繰り返し、やがてひとつの建築に結集していくアナログな作業です。


2018/03/01

基礎型枠の脱型



型枠が脱型され、基礎の形が露わになりました。
コンクリートの状態(ジャンカの有無、立ち上がり高さ、打ち継ぎ部等)、アンカーボルトの垂直、位置、数量等の確認を行い、良好でした。画像奥の立ち上がりが印象的です。ベタ基礎の内側はまるで迷路のようです。

2018/02/02

配筋検査



住宅瑕疵担保責任保険の検査と平行して基礎コンクリート打設前の配筋検査が完了しました。平面型が一般に多く用いられる矩形でないため、配筋の状態も特異なものとなりましたが、丁寧に配筋して頂きました。

2018/01/30

基礎工事開始



遣り方、根切りが終わり、砕石が敷かれ、地中からの湿気を抑える防湿シートが張られています。この上に配筋し、コンクリートを打設します。この季節、強い風が吹く中、作業お疲れ様です。次回は配筋の状態をご紹介します。

2018/01/19

天井解体








天井解体です。今回のリノベーションでは小屋裏を吹き抜けとして活かし、既存の丸太梁も化粧梁として表現します。丸太梁は現在では使われなくなったので貴重な素材です。